主に工場の生産設備で使用され続けてきたPLC(プログラマブルロジックコントローラ)。社会インフラの設備でも、従来は重電メーカー各社の専用機が使用されていたところでも今はPLCが当たり前に採用されているようです。キーエンスがPLC市場に参入した直後に、新入社員ながらプロジェクトメンバーに指名され一生懸命売り歩いていた身としては嬉しいかぎりです。(育てて頂いたキーエンスさん申訳ありません。仕事でプログラムをつくるようになってからはしばらくは三菱電機さんの採用が多かったような・・・、でも最近はキーエンスの採用機会が大幅に増えてきてますのでご容赦ください)

WindowsやLinux上での開発依頼を多数こなしたり、システム構成の設計をするようになって改めてPLCの連続稼働の信頼性や処理速度の速さを実感しています。機能的にも従来のリレーシーケンスの置き換えの域をはるかに超え、各社が、演算処理、ファイル操作、ネットワークインターフェイス等を充実させてきています。PLCの使用分野(得意分野)が一層広がってきていると言えます。

当社では、ビル計装や遠隔監視の領域にも積極的にPLCを採用しています。もちろん適材適所での採用となりますが、臨機応変に素早くカスタマイズ出来る点や、何よりハード機器としての動作の懸念をほとんどしなくて良い点は大変ありがたく感じています。今後も色んな業種で必要に応じてPLCの採用を行っていこうと考えています。

執筆者 小松彰彦